わたしの推しを紹介します

推しの話をします。

なれそめ④

先に謝らせてほしいのですが、今回、「推し」とか「二推し」とか「最推し」とか、「推し」という単語が多すぎてめちゃくちゃ読みづらいです。

わたしは書きながらゲシュタルト崩壊を起こして死にました。
みなさんもお気をつけて。


🌟これまでのあらすじ🌟

「イケメンとセックスしたい💏💏」そう思った穴はマッチングアプリで出会ったイケメン実業家💕とワンチャン!🏩と思ったらどちゃクソタイプのイケメン😍まで現れてもう大変!😖💦一体穴はどうなっちゃうの?!😰😰
次回、「穴、推し変」 バイブスタンバイ!



さて、ここでわたしの「推し」変遷について整理していきます。


時間を少し戻して、推しと出会う前、二推しとのワンチャン直後。

この時のわたしの「最推し」は間違いなく二推しでした。

二推しは職業柄Facebookなどでよく仕事について発信しているので、連絡がない間もさながらファンのように二推しの発信コンテンツをチェックしていました。

あれから二推しが連絡をくれることはなかったので、二推しとの接触から3ヶ月後に
「今月誕生日なんですけど、よかったら会ってくれたら嬉しいです」
と、口実をつけてダメ元でメッセージを送っていました。

これに返事が来なかったらもう諦めよう、そんな気持ちでした。

しかしそこは期待を裏切らないパーフェクト王子の二推し。
返信をくれて会うことになりました。

奇しくも、二推しに会うことになったのは推しに会った翌日。

しかし、まだこの時点でも「最推し」と呼べるのは二推しでした。


前回と同じく週末退社した足で、わたしは二推しの元へ向かいました。

前回のパーフェクトで王子様のような対応と比べると、2度目の二推しは素に近いように感じました。

もちろん基本的に王子様なのは変わらないのですが、たとえばご飯を食べながらずっとスマホで仕事をしていて無言時間が続いたりとか些細な部分で対応の違いを感じて、前回は初回スペシャルだったのか、と思いました。

前回と同じくディナーからのホテルイン。

交合うときも、2回目だからか前回よりも遠慮というか容赦がなくなった感じがしました。

もともと二推しのセックスはきちんと前戯があって挿入時間も長い女性の理想とするお手本のようなセックスだったんですけど、
そこに荒々しさが加わって、なんていうか本当に快楽のためだけにするセックスという感じでした。

セックスに関しては2度目の方が満足度が高く、多分、人生で一番満足したのはあの夜のセックスだと思います。


そんなこんなで念願だった二推しに会ったわけですが、わたしはどこか魔法が解けたような、夢から覚めたような気持ちになっていました。

この時のわたしは、会えない間に自分の中で初回の二推しを反芻して勝手な理想像を作り上げてしまっていたと思います。
現実の二推しに会って、初回が特別だったことを思い知り、現実を直視した気がします。

こうしてまた二推しからの連絡は途絶えて、Facebookをネトストする日々に戻っていきました。


一方、推しとは会った日からずっとLINEでやり取りしており、3日に1回くらいの頻度で会っていました。

実を言うと、二推しのところに泊まった翌日にも推しに会っていて、推しと泊まりからの二推しと泊まりからの推しと会うみたいな豪華スケジュールを過ごしていました。


この時はまだ二推しを推し続けていましたが、急速に推しとの距離が縮まる中でわたしは気づいてしまいました。

二推しは言うまでもなくイケメンです。
しかも、社会的な地位もあって、誰もが憧れる王子様のような人です。

こんな人と繋がれたのは本当に奇跡的なことで、きっともうわたしの人生であんなステータスの人とはきっと出会えないと思います。

正直、二推しなんて呼んでいるのが申し訳ないような人なんです。

でも、そんな一般論をねじ伏せる勢いで、圧倒的に推しの顔がタイプという事実。

会って顔を見るだけで幸せな気持ちになり、この顔を拝むためならわたしはどんなことでもできると謎の自信さえ湧いてくる始末。

二推しはイケメンですが、こんな気持ちにはなれませんでした。

本当にタイプの顔には抗えない。

そう自覚したわたしは、二推しから推しへの推し変を決意したのです。

とりあえず、推し変記念にツイッターで古参フォロワ達に向けて「セフレの推し変しま~す!」とクソみたいなツイートをしておきました。


こうしてわたしは推しを推し始めたわけですが、推しとわたしはここからさらに「専用穴契約」を結びます。

そもそも「専用穴」という単語は、タイプのイケメンに抱かれてしまったことでもう他の男とセックスなんかできねぇなと思ったわたしが、「わたしの穴は推し専用💛」などと言い出したところから始まっています。

特に、推し変をしてからはことあるごとに「推しの専用穴にして💛」と言ったりしていました。

でも、そこで契約しようとなったわけではなく、会話の中で徐々に2人の関係についてすり合わせていった共通認識を契約内容と呼んでいる感じです。

初回記事でも触れたのですが、契約内容は以下の通り。

①穴は推し以外とセックスしない。
②ただし、推しは誰とセックスをしてもよい。
③穴が①を破った場合、契約を解除する。
④その他、どちらかが契約にメリットを感じられなくなった場合も契約解除できる。


なお、「解除」とは二度と推しに会えなくなるということなので、わたしは推しを推している限り是が非でもこの契約を守り抜く必要があります。

見ての通り完全に推し優位なルールですが、わたしにもメリットがなければそもそもこんな契約をするはずもなく。

わたしにとってのメリットは、ずばり、
「推し専用という地位を手に入れられること」
です。

考えてもみてください。

この契約を結んでいる限り、わたしの穴には推しの棒しか挿入らないんです。

いわばわたしの穴は推しの棒入れです。

推しに会う少し前までイケメンと一度でいいからセックスすることを目標にしていたわたしが、契約がある限り超絶タイプのイケメンだけに抱かれ続けることができるんです。

それってすごいことじゃないですか??

しかも、専用であるということは、推しに抱かれるチャンスが他の同担より多いということです。

推しは合理主義者なので、わざわざめんどくさいやり取りをしなくても気軽に使える穴があれば、何もない限り穴を使ってくれます。

つまり、努力して使いたい穴であり続ければ、限りなく契約内容②を行使する可能性を減らせるわけです。

そう考えると、この契約はわたしにとって悪い話ではないのです。


そんなこんなで「専用穴契約」を結んだ推しとわたしは、セフレだけど不平等な契約関係を結んだ上に、推しとファンでもあるという謎の関係をスタートさせることになりました。


長くなりましたが、なれそめはここまでになります。

今回は結構真面目に書いて疲れてしまったので、次回は頭の悪い記事を書きたいです。